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ペットの観察は重要ですよ

2013/11/23
皆さん、ご自分のペットの観察は十分にできていますか?
毛艶、排便・排尿(色、におい、硬さ、回数・・・)、体重の増減などたくさんの観察部位があります。スキンシップも大切ですが、週1回でもしっかり観察する項目を決めてみてはどうでしょうか。病気の早期発見につながると思います。特に体重などは知らないうちに「増えていた」「減っていた」ということがあります。一番最初に気づくのは飼い主さんなのです。あれ?なんとなくいつもと違う!ということに気づくことが大切です。その中で気になることはかかりつけの病院に早めに相談・受診するといいでしょう。

慢性疾患での薬の投薬

2013/11/01
動物にもたくさんの慢性疾患があります。日常多くみられるものには心疾患や免疫介在性疾患などが挙げられます。
これらの慢性疾患では最初の受診時は症状が重篤なものも少なくありません。しかし、適切な診断と内科的治療で劇的に好転する症例も多いのです。内科治療を継続すれば比較的安定した状態で維持できるのですが、一時的に症状が劇的に良くなるとそこで投薬を止めてしまう飼い主さんも結構おります。しばらくすると必ずまた悪くなったと来院されます。その都度しっかり説明するのですが・・・・。
みんなに継続してもらうにはまだまだ工夫が必要です!

耳と皮膚の病気

2013/10/29
当院では耳や皮膚で転院されてくる患者さんが多いです。特に専門ではありませんが。
「皮膚が悪い」あるいは「耳が悪い」と飼い主さんが言われますが、必ず両方を診ます。多くの場合は、耳も皮膚も悪いことが多いようです。つながっているので当然といえば当然の結果なのですが。したがって、治療は耳の治療と皮膚の治療が必要になってきます。飼い主さんによってはなかなか納得できないという感じの方もおられますが、それぞれの病変を見てもらって「日ごろこんな症状やしぐさがあるはずだ」というとほとんどがそれに該当しているので最終的には納得して治療に同意していただいています。
ただ、慢性化した耳や皮膚病の場合は治療期間が長くなったり、完治せずうまく付き合いながらというパターンもあるのでその点をなんとかできたらと考える毎日です。

歯周病予防と管理

2013/09/09
私たち人間は多くの人が食後には歯磨きを行います。ラジオで言っていたことですが、普通の歯磨きでは約60%しか歯垢が落ちていないらしいのです。
動物はどうでしょうか?特に犬や猫のペットは野生動物に比べると非常に柔らかいものを多く食べています。そのため、多くの犬や猫で歯石の付着と歯周病が見られます。人間と同じように歯磨きが理想ですが、小さい時から慣れていないとなかなか難しいですよね。
歯磨きガムや歯石を除去するような「有用なグッズ」は大いに利用すべきだと思います。
そして、それでも歯石がついてしまったら早めに歯石をとるべきです。定期的に歯石をとることで随分歯周病の発生が抑えられます。
動物は歯周病で口の中が痛くなると涎を垂らしたり、口臭がきつくなったり、食べなくなったりします。そうなる前にチェックしましょう!

皆さんのペットの口の中は大丈夫でしょうか?

小さなことでもご相談ください

2013/08/20
先日、肛門に腫瘤があるワンちゃんが来院しました。
本来の来院目的は目の疾患での再診だったのですが、飼い主さんが帰り際に「あっ、ついでだけど・・・」と肛門の腫瘤を見せられました。1年くらい前からあったのが最近大きくなり始めたようです。腫瘤そのものはそれほど大きくはないのですが、肛門と言う場所を考えるとマージンまで十分に切除しきれない(・・・だろう)大きさになっていました。1年前のワクチン接種の際の体温測定の時には全く気づきませんでした。
飼い主のみなさん、1か所でも、小さくても気になる病変があればかかりつけの病院に相談してくださいね。様子を見てもよさそうなものとすぐに処置が必要なものがあります。
飼い主さんと獣医師であなたの大切なペットの情報を共有しましょう。