ホームスタッフ日誌 > 様子を見て治る病気と治らない病気

様子を見て治る病気と治らない病気

2013/12/20
動物病院には毎日、色々な病気で動物たちがやってきます。歯科、眼科、皮膚科、産科、内科、外科・・・。人間と大きく違うのはほとんどの動物病院が総合診療している点です。最近は専門病院も出てきましたが、非常に少ないのが現状です。
内科的な治療で治っていく病気と外科疾患のように手術をしなければ根本的に治らない病気があります。このことは飼い主さんにしつこく何度も説明するのですが、外科疾患でも経済的な問題や飼い主さんの中では治るかも?というちょっとした期待で手術を見送るケースが比較的多くあります。ほとんどは治療費が高額という理由なのです。「動物は保険がないから!」と言われますが、保険もあります。
結局、先延ばしして病状が進行し手術をすることになります。当然、悪化しているために手術代も高くなり入院日数も長くなてしまいます。中にはあまりに状態が悪くなりすぎて麻酔のリスクが大きすぎ手術が不可能になってしまうことも・・・。
最終的にどうするのかは飼い主さんの判断になりますが、かかりつけの獣医さんとしっかり話し合うことが大切です。